日別アーカイブ: 2024年8月7日

あれから。

 

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先日久しぶりにいらしたお客様から、「コロナで外出を控えていた事もあるけれど、娘さんのことを知って、ブログで読んで、どんな顔してお会いすればいいかわからなくて気付けば3年もあいてしまいました・・・。」とお話しいただき、恥ずかしながら、当店を応援してくだる方々にご心配をさせてしまったままだったことに初めて気がつきまして。長い間ご配慮くださっていた皆様、申し訳ございません。そして、誠にありがとうございました。
もっと早くその後の僕らの状況をお伝えするべきところ、すっかり、書きっぱなし、なおざりな状態になってしまっていましたこと、改めてお詫び申し上げます。

先日の心あるお客様のおかげでようやく気がつきましたので、その後の僕らのことを少し綴ってみようと思います。

先に今の気持ちを言ってしまえば、日梛(ひな)には今でもそしてこれからも、感謝しかないし、あれからも僕らは一緒に過ごしている思いで、前に向かって日々を楽しく過ごしていますので、ご安心して最後までご一読いただけると幸いです。

まずは、先日のお客様のように、日梛を想ってくださっていた方、麻美さんの心痛を慮(おもんばか)ってくださっていた方、お声えがけくださる方、毎年日梛の命日に心を向けてくださる方、お花を送ってくださる方、たくさんの心温かな方々に、この場で改めて心からお礼申し上げます。
日梛もとても喜んでくれてるように感じますし、何よりも皆様のお気持ちが麻美さんにとって心を明るくする光となっている様子に、一惺(いっせい)と一緒に幸せを頂いております。
本当にありがとうございます。

あれから僕らは、3か月でしたが僕らに会いに来てくれて、幸せな思い出を届けにきてくれた日梛に感謝して過ごしています。そして、今も一緒に過ごしている気持ちで日々を過ごしています。

日梛が亡くなって少し経った頃、家族で出かけた際に店頭で見かけた白い犬(ビションフリーゼ)のぬいぐるみを日梛に似ていると一惺と麻美さんで盛り上がって、その小さいぬいぐるみ(小サイズ)をひなたん(ひな小)と名付けて一緒に過ごしております。その後、ひなたん中サイズ、そして大、小中(小と中の間サイズ)、と徐々に増えていき、全サイズコンプリートしちゃいました。お出かけ先によって、連れていくサイズを選ぶのも楽しみながら一緒に遊んでおります。
ではここから、少しずつですが、あれからの日梛との足跡を辿ってゆきます。
どうぞご覧ください。

 

亡くなる8日前、2021 年9月8日にお店の10周年の写真を撮ってもらった際に、家族で。貴重な家族写真になりました。

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3日後の2021年9月19日 あと少しで迎えるはずだった日梛のお食い初めの日。麻美さんとご飯を作りました。

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2021年10月 箱根芦ノ湖で一惺と日梛初めてのロープウエイで山頂へ。ひなふじを迎える。

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ここで発見した富士山のぬいぐるみが日梛に似ていて可愛いと盛り上がったので、家族会議の結果、購入決定! 命名ひなふじ。

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2021年11月ひなたん小(ひな小)を迎える。
いつもお出かけの際に通っていたお店で、見つけて3人で可愛い、この子も日梛に似ていると盛り上がって購入決定!

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ひな小と梛の木とポインセチア

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少し経って、別の日に同じお店の前を通った時に一惺がひな中を発見。僕と一惺で購入してひな中が加わった。麻美さんが帰ってきてひな小がおっきくなってる!って驚いていたのを思い出します。

2022年6月12日日梛の誕生日はやっぱりここ。日梛が大好きだったアンパンマンがたくさんいる横浜アンパンマンミュージアム!
この日に買ったアンパンマンのバスが、最近ボタンを押してないのに音が鳴るようになって。それもひなちゃんが鳴らしてると言って遊んでる。

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2022年7月。
日梛(6/12)と麻美さん(8/1)の誕生日の間をとって7月にディズニーランドへ。

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ある日僕が家に帰ったらまさかのひなたん大が家にいてびっくりした日。いつものお店の前を通るたびに二人がひな大に挨拶していたのは知っていたけれど。

やっと念願のひな大を購入して持ち帰る一惺。ひな中とひな小にひな大が加わって、ひなたんレパートリーが増えて一緒に遊び、その夜からみんな一緒に寝ています。

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3連ひなたん・・・・からの・・
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張り倒し!  ダークサイド一惺。
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2022年8月21日の一惺の5才の誕生日。恐竜トリケラトプスの椅子をプレゼント。ひな大と一緒に組み立てる。

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5才の誕生日プレゼントに、一惺がずっと乗りたがっていた、本物(実物大)のトーマスが乗れる大井川鐵道に来て。トーマスの車窓からの景色を分かち合う。

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そんなこんなしているうちに、いつの間にか麻美さんはひなたんのための小さなベッドを買っていて、小さな枕と敷布団をミシンで作り、掛け布団まで用意し、毎晩ひな大を寝かせて、朝起きたら一緒にリビングに行ってと、大切に過ごしています。

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閑話休題。日梛の写真
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日梛と仲間たち。

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2022年8月クルティーヌにて。ひな中とひな小。

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2022年9月16日 命日 たくさんの贈り物ありがとうございました。大切にしています。

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2022年10月

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お店に飾ってる松本さんの絵の前で。

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2022年10月一惺画 ひなたん

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2022年10月 七五三にて

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2022年12月

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2023年6月12日誕生日はやっぱり横浜アンパンマンミュージアム。

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2023年7月山梨県笛吹川フルーツ公園

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2024年1月 TLフェスタ(生活発表会)にて演劇発表に使った老ドラゴンとひな小中。

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2024年2月の大雪の日に一惺と麻美さんで、ひな大の雪だるま。

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2024年3月。一惺が日梛ちゃんの誕生日(6/12)に日梛ちゃんが大好きだったアンパンマンのパンをお年玉で買ってあげたいって言い出して、でも小学校に入ったらなかなか思う日に行けないから、じゃあ入学前(3月)に行っちゃおっか、となって、アンパンマンミュージアムで、一惺が全種類のパンをお年玉で購入。

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2024年4月。一惺がレゴでひなたんのお家を作って。

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探偵ひなたん

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ここは今でもずっと日梛専用ソファー。
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一惺入学式。

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5月井の頭公園の足漕ぎボート。

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2024年6月12日。日梛の誕生日に小学校終わってからやなせたかしのお店へ行く途中、四谷で見つけた消防署博物館で寄り道。

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やなせたかしのお店到着。

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その夜。             ベッドに日梛大集合。ひな小、ひな中、
ひな小中、ひなふじ

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これからも日梛と一緒にいろいろな場所へ出かけたいと思います。

 

最後に。

さて、ここからは、とあるyutubeのお話。
お腹の赤ちゃんと会話できるという池川明先生へのインタビューです。
僕らと同じような経験をされた方はきっと少し気持ちが軽くなると思います。とっかかり的に少し内容や、僕が感じたことをざっとご紹介してみます。

僕らにとって、生まれるということはお母さんのお腹からおぎゃーと泣いて産まれた時だと考えるけれど、赤ちゃんにとってはお腹に宿った時が命の始まりで、その時点でもうこの世に生まれることができたという喜びしかなくて、仮に流産になってしまったとしても、赤ちゃん自身は絶対に恨んでない。
むしろ、お母さんのお腹に入るっていうのはお母さんとお父さんの無意識下での許可がないと入れないから、それにものすごく感謝したいって。赤ちゃんはお腹に宿った瞬間に生まれたと感じ、お腹の中でお母さんと一緒に過ごすことだけでも、とても価値のあることで、喜びで、お母さんが美味しいものを食べたり、楽しい思いをしたり、嬉しい思いをしたりしたことの全てを共有していて一緒に喜んでいるし、逆にお母さんが悲しんでいる時はとても心配している。

僕はきっと日梛は自分の寿命がわかっていたんじゃないかなと今は思っていて、当時から僕は家に帰れない日があったけれど、きっと僕が家に帰れる日を待って、最後会わせてくれてから逝ってくれたんじゃないかなと思っています。泣いても、して欲しがってることをしてあげれば何もなかったかのようにケロッと泣き止むし、すぐに笑い出すし。今思えば色々なことに興味津々で、なんか楽しんで過ごしていたなって。きっと日々が新鮮で、世界と自然への驚きと発見と楽しみに満ちていて、きっと、赤ちゃんは幸せだけに包まれて生きていて、実はそのころが一番人間にとってナチュラルな幸せが満たされた状態なのかもしれないなって。そこに人間的な新しい楽しいことや嬉しいことを知り加えてゆくと、逆にその楽しみを得られなかった時の悲しみや嬉しさを得られないかもしれない不安を知り加えることになるわけで、新たなことを知ることでポジティブな面とネガティブな面を両方得ながら人生は進んでいくのだと思うと、この世で起こる全ては自分の受け止め方次第で、価値判断次第なのかなって。急な別れでしたが、日梛にとってはきっと幸せだったし、僕らも、貴重な3ヶ月をありがとうって思いながら生きていこうと思います。そして輪廻転生を信じ、日梛は生まれ変わった人生を楽しんでいると思うようにしています。

この先生の話、嘘か誠かは計り用のないことで、というか、突き詰めればこの世界自体まさに嘘か誠かわからない世界なのだから、この話を信じる信じないは自分次第で、どちらでもいいと思うし、もし心の悲しみがそれで和らぐなら、その考えを利用してもいいと思います。
このインタビューの全てではなくとも、一部分でも受け入れることができれば、心が軽くなる方もきっとたくさんいると思うので、こちらにリンクを貼り付けておこうと思います。特に、僕らと同じ経験を持つ方は一度見てみることをおすすめします。

池川明先生インタビュー

関連ブログ

2021/9/22のブログ 「日梛」

 

誕生     ・日梛(ひな)お七夜