今朝はとても気持ちのいい青空に太陽の光が眩しい朝。空気は凛とした表情を持ち始め、まだ凍える寒さではないものの、冬の澄みわたる朝を肌で感じるようになりました。
クルティーヌには冬の食材も少しずつみえはじめ、身体を芯から温めてくれる煮込み料理のおいしい季節がやって参りました。
幼い頃の焚き火を思い出させる冬の薫りに触発されて、クルティーヌも新しいメニューへと変わりました。
今月の月替わりの花のコースは“柊”です。
花言葉は「用心深さ」「剛直」「歓迎」「保護」です。
「邪気を払って、悪いものをよせつけない」と言われる魔除けの象徴のような柊の葉は、硬い棘があります。「用心深さ」や、「剛直」もその棘の姿からですが,一方で花のとても柔らかな香りが心の安らぎをもたらしてくれます。「歓迎」の花言葉はそこから現れたのでしょうね。花の香りで「歓迎」し、その棘で「保護」する。心優しい花ですね。
その棘も年月とともに丸みを帯び,最後にはすっかり無くなります。初めは危ないと思っても、そうではないというような変化が、「先見の明」という花言葉にもなったようです。
では、まず、皆様を歓迎する柊のコースから。11月のメニューをどうぞごゆっくり御覧下さい。
(ディナーのメニューのあと、ランチメニューとなります。細かな内容の説明は、少しずつ加筆して解説してゆきますので、御覧下さい。)
<11月メニュー> 2015.11.4~ 12.1
柊(ひいらぎ) ¥ 8,900
アミューズブーシュ
Amuse-Bouche
秋刀魚と菊芋のテリーヌ サフランソース
Terrine de SANMA et Topinambur
菊芋の美味しさに秋刀魚を頭から尾の先まで余さず使い、炙った香ばしさや肝の香りをプラスしたテリーヌ。
毎年この時期おすすめのオリジナル料理。旬の香りを存分に味わってください。
フォアグラと洋梨のミルフィーユ カカオ風味
Mile-feuille de Foie gras au poire
フォアグラを香りよく焼き上げ、洋梨とともにミルフィーユ仕立てにしました。トリュフの香りが移ったポルト酒の甘いソース。カカオのビターが全体を引き締めます。複雑で重厚感のある古典的な料理のおいしさをお楽しみ頂けます。
蕪のポタージュ
蕪のサラワク胡椒風味岩塩焼き 蕪の葉のソース
Potage de Nave
千葉の武井ファームの辛味のあるおいしい蕪を温かなポタージュにとても瑞々しいので,水は一切加えないでポタージュに仕上げます。小蕪はマレーシア産のサラワク胡椒の風味を纏わせた岩塩焼きで味わいをしっかり引き出しました。
美味しい蕪は葉っぱもすこぶる旨いので、余さずソースとして添えています。それぞれを掛け合わせてお召し上がり下さい。
甘鯛の鱗焼きと渡り蟹と白子のヴォローヴァン
Vol au vent “Daurade et Laitance”
この時期に旬を迎える甘鯛。鱗をつけたまま焼いてパリパリに仕上げるたその香ばしい薫り。まずは是非ソースなしでお召し上がり頂きたい。 ヴォローヴァンとは,パイ生地でココットのような形にして,その中に鶏ベースのソースをかけて食べる料理です。そこに渡り蟹の香りと旨味をプラスしました。加えてふわふわの白子。
牛テールの赤ワイン煮込み
ソローニュの森のセップ茸
Civet de Queue de Boeuf.
冬と言えばやはり身体の芯から温まる煮込み料理ですね。フランスで赤ワイン煮込みと言えば、牛頬を使った煮込みや,鶏腿を使った煮込みもありますが,和牛の牛テールを使った赤ワイン煮込みが一番リッチな旨味になると思います。
余分な脂は落としてから、マリネして,焼き上げて,それから骨付きのまま煮込みます。骨からぽろりと外れてしまう程に煮込んだら,その煮込み汁を煮詰めてチョコレートのようにとろみのある複雑なソースに仕上げます。その艶やかな妖艶なソースは皆様を間違いなく満足させてくれます。お愉しみに。
リンゴのソルベ マキの薫りを少し添えて
Sorbet au pomme.
紅玉を丸かじりにしているような,それよりももっと瑞々しくて,凝縮感があって,さっぱり。日本では手に入らないマキというハチミツを少し垂らして。パリ時代によく使っていたハチミツで,スタッフがフランス旅行のお土産として買ってきてくれました。
モンブラン
Mont-blanc.
栗とカシスのモンブラン。中にバニラアイスとジョコンドという生地を忍ばせています。
フランス産パムプリー(AOC)無塩バターと、そのバターのために作った自家製パン
Pain et Beurre de Pamplie.
小さな3種のフランス菓子
Mignardises.
食後のひととき
Cafe ou The.
¥ 8,900(税込)
「カップリングワイン」
6種 (ハーフグラス) 5,600円 (税込)
前菜一品目には 仏・シャンパーニュ地方(白) / 主にピノ・ムニエ
NV ブリュット・ウルトラディション・ / ラエルト・フレール
前菜二品目には 仏・ロワール地方(ロゼ) / 主にカベルネ・ソーヴィニヨン
2014 ロゼ・ダン・ジュール / ラ・フェルム・ド・ラ・サンソニエール
前菜三品目には 仏・ロワール(白) / ソーヴィニョン・ブラン
2014 トゥーレーヌ / ピエール・オリヴィエ・ボノム
魚 料 理 には 仏・ブルゴーニュ地方(白) / シャルドネ
2013 シャサーニュ・モンラッシェ / ミッシェル・ニーロン
肉 料 理 には 仏・ラングドック地方(赤)/ 主にカベルネ・ソーヴィニヨン
2012 マス・ド・ドマ・ガサック ルージュ
デセールには 仏・ローヌ地方 / ミュスカ
2012 ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴィニーズ / シャプティエ
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・レジェ(全体量少なめの軽いコース) ¥ 4,900 (税込) 前菜+メイン+デセールを下記よりお選び下さい。
アミューズブーシュ、パン、バター、食後のお飲物も含まれております。
・A ¥5,900 (税込) 前菜2品+メイン+デセールを下記よりお選び下さい。
・B ¥7,500 (税込) 前菜3品+メイン+デセールを下記よりお選び下さい。
・C ¥8,200 (税込) 前菜2品+メイン2品+デセールを下記よりお選び下さい。
A~Cのコースにはアミューズブーシュ、パン、バター, ミニャルディーズと食後のお飲み物も含まれております。
< Les Entr?es > 前菜
冷)秋刀魚と菊芋のテリーヌ サフランソース
冷)活け締め秋鯖のタンバルとその肝のリエット クルミの香り
冷)マグレ鴨の薫製とシーザーサラダ
マグレ鴨胸肉をマリネして,薫製に。薫製の香りとシーザーサラダが美味しい。
冷) ジビエのパテ・オンクルート (本州鹿、丹波の猪、山鳩、フォアグラ) [+500円]
温)蕪のポタージュ 蕪のサラワク風味岩塩焼き 蕪の葉のソース
温)琥珀色のコンソメ スープ [+1,000円]
温)美食家のブーダン・ノワール (是非一度は食べて頂きたいクルティーヌのおすすめ料理。)
温)馬鈴薯を纏ったラングスティーヌ(赤座エビ)1尾とピマント・デスペレット [+1,000円]
温)フォアグラと洋梨のミルフィーユ カカオ風味 [+1,000円]
< Les Plats > メイン
・帆立貝と椎茸と雲丹のラビオリ わさびの泡のソース
(岩手県の特産物を集め、地域復興のために考案したオリジナル料理。)
・仔羊背肉のロティ ブルーチーズソース
(ブルーチーズの旨味がアニョーの香りに絶妙なアクセントを。)
・古典料理 牛テールの赤ワイン煮込み ソローニュの森のセップ茸
・甘鯛の鱗焼きと渡り蟹と白子のヴォローヴァン [+1,000円]
・“カスレ” 量多め [+1,300円]
・黒毛和牛熟成ランプ肉 <熟成12週間以上>のポワレ(70g) 鴨脂でコンフィにして揚 げる馬鈴薯 [+2,700円]
< Desserts > デセール
・タルト・タタン
・ヴァローナ・ショコラとキャラメルのフォンダン 山椒風味
・柿のクラフティ ローズ・ペコーのアイス添え
・モンブラン
< Options > オプション
・アシエット・フロマージュ (チーズの盛り合わせ) 1種 500円 4種 1,700円
・天然仏産フレッシュ冬トリュフのスライス(お客様ご自身がトリュフに触れ、スライスを。) [0.5g 400円]
∽∽∽∽∽スペシャリテコース ¥16,000(税込) ∽∽∽∽∽
アミューズブーシュ
Amuse-Bouche
秋刀魚と菊芋のテリーヌ サフランソース
Terrine de SANMA et Topinambur
フォアグラと洋梨のミルフィーユ カカオ風味
Mile-feuille de Foie gras au poire
琥珀色のコンソメスープ
Conssom? double.
フォアグラのスフレとトリュフのアイス
Souffle au foie gras , accompagne d’un quenelle de glace a la truffe.
ラングスティーヌのラヴィオリ
Raviol au Langousten.
近江牛ランプ熟成肉 <熟成10週間以上> のポワレ
Plat principal de jour.
幾片かのフロマージュ
Assortiment de Fromage
リンゴのソルベ マキの薫りを少し添えて
Sorbet au pomme.
モンブラン
Mont-blanc.
フランス産パムプリー(AOC)無塩バターと、そのバターのために作った自家製パン
Pain et Beurre de Pamplie.
小さな3種のフランス菓子
Mignardises.
食後のひととき
Cafe ou The.
続きましてランチメニューです。
2015.11.4 ~ Lunch (お昼はカード利用を御遠慮頂いております。)
・A ¥2,800 前 菜 + メ イ ン + デ セ ー ル + パン + コーヒー
・B ¥3,800 前菜2品 + メイン + デセール + パン + コーヒー
・C ¥5,000 前菜2品+メイン2品+デセール1品+パン+コーヒー
<Entr?es 前菜>
冷)大山鶏の胸肉と数種茸のテリーヌ
冷)マグレ鴨の燻製とシーザーサラダ
冷)活け締め秋鯖のタンバル クルミの香り [+800円]
冷)秋刀魚と菊芋のテリーヌ サフランソース [+600円]
冷)ジビエのパテ・オンクルート (本州鹿、丹波の猪、山鳩、フォアグラ)1/2ポーション[+1,000円]
温)蕪のポタージュスープ
温)鴨のコンフィを加えた豚足と豚耳のクルスティヤン
温)美食家のブーダン・ノワール [+600円]
<Plats メイン>
根室から秋鮭と栗 モン・サンミッシェルのムール貝
帆立貝と椎茸と雲丹のラビオリ わさびの泡のソース [+1,000円]
牛ハラミ肉のポワレ エシャロットソース
古典料理 和牛テールの赤ワイン煮込み ソローニュの森のセップ茸添え [+1,600円]
“カスレ” 量多め [+1,600円]
黒毛和牛ランプ熟成肉 <熟成12週間以上> のポワレ(70g) 鴨脂でコンフィにして揚げる馬鈴薯 [+ 3,000円]
お墨付きカレー バターライス添え (イカ墨を使った黒いカレー)
珈琲カレー(カフェ・フレスコのコーヒーと熟成肉を少し) と ドフィノワ (馬鈴薯のミルフィーユ仕立て)
<Desserts デセール>
タルト・タタン
モンブラン [+600円]
柿のクラフティ
季節のソルベ、アイスクリーム2種盛り合わせ
ヴァローナ・ショコラとキャラメルのフォンダン 山椒風味 [+600円]
<Options 追加>
アシエット・フロマージュ (チーズの盛り合わせ) 1種 500円 4種 1,700円
天然仏産フレッシュ夏トリュフのスライス (お客様ご自身がトリュフに触れ、スライスを。) [0.5g 400円]
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シェフお任せ ¥5,000
冷前菜
Suggestion du chef : Entr?e
魚料理
Suggestion du chef : Poisson
肉料理
Suggestion du chef : Plat
デセール
Suggestion du chef : Dessert
食後のひととき
コーヒー 又は 紅茶 又は フレッシュハーブティー
Caf? ou Th? ou Infusion
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レジェ(軽いコース) ¥ 2,400
※土日祝日を除く平日のみご利用になれます
本日のポタージュ
Potage.
根室から秋鮭と栗 モン・サンミッシェルのムール貝
Saumon d’automne.
季節のソルベ
Sorbet
食後のひととき
コーヒー 又は 紅茶 又は フレッシュハーブティー
Caf? ou Th? ou Infusion
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柊(ひいらぎ) [ 11月限定 季節感を食すフルコース : 要予約 ] ¥ 8900
アミューズブーシュ + 秋刀魚と菊芋のテリーヌ サフラン風味 + フォアグラと洋梨のミルフィーユ カカオ風味 + 蕪のポタージュ 蕪のサラワク風味岩塩焼き + 甘鯛の鱗焼きと渡り蟹と白子のヴォローヴァン+ 和牛テールの赤ワイン煮込み ソローニュの森のセップ茸 + リンゴのソルベ マキの薫りを少し添えて + モンブラン + パン + バター + 小菓子 + 食後のお飲物
※ ご予約の際にお申し付け頂ければディナーのフルコースをお昼にお召し上がり頂けます。
次の日のことを気にせず、気兼ねなくフルコースを堪能できる贅沢を
※表示料金に消費税は含まれております。
Restaurant La Maison Courtine
Address : YS Disendantsu 1F, 3-37-10 Asagaya-minami Suginami-ku Tokyo
Tel : +81-(0)3-6276-9938
Closed : every second Wednesday, Thursday
Hours : Lunch 11:30a.m – 3:00p.m (L.O. 1:30p.m.)
Dinner 6:00p.m. – 11:00p.m. (L.O. 9:00p.m.)
2min. walk from JR Asagaya station south exit . Please turm right at the exit and walk along the railway track.(JR阿佐ケ谷駅南口より右へ 駅舎(荻窪方面)に沿って直進1分)
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ラ・メゾン・クルティーヌ
Tel:03-6276-9938
住所:〒166-0004 東京都杉並区阿佐ヶ谷南3-37-10
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